ローンの契約者が死亡したら?
非常に悲しいことですが、自動車ローンの返済中にローンの契約者が亡くなってしまうこともあります。
そんな時、未払いのローン残債や返済途中のクルマはどうなってしまうのか?とても気になります。
もしかしたら既に…。
ということで、ローンの契約者さんが死亡してしまった時のことを説明します。
ただし、相続人が複数いたり、遺言書があったり、色々と複雑なことがあるので、全てが以下の通りとならない可能性もあるので予めご了承ください。
では本題へ。
まず!ローンの契約者が死亡しても、未払い分のローンが消えてしまう事はありません。
では誰が残りのローンを返済するのか?
死亡された方の財産を相続された方が、ローン残債も相続することになるので、ローンの支払いも相続人が継続して支払う事になります。
遺産相続では、財産に加えて債務(借金など)も相続することになるからです。
財産は欲しいけど、債務は要らない!そう思ってもいずれか一方だけ相続することは出来ません。
ということで、ローンの未支払い分は誰が支払うのかご理解いただけたかと思います。
財産なんて何もない!
そんなケースでも車は継続して使用したいなら、負債を相続すれば相続確定後に車は今まで通り使えます。
もちろんローンの返済を続けることが前提です。
車のローン以外の負債もあるようなケースでは、金額次第で相続を放棄したほうが良いケースもあるでしょう。
その場合は、残念ですが車を手放すことになります。
財産も要らないし、車も必要ない!
このような場合は、相続放棄の手続きを行えば大丈夫。
車はローンを組んでいる会社が引き上げに来ます。
財産は欲しいが、ローン中の車は不要
とりあえず財産および車のローンも相続します。
遺産相続人が確定したらローンが残っている車は売却します。
ここでローン残高よりも車の価値が上回れば、負債と思われていたローン分はマイナスではなく、金銭的にプラスだったことになります。
逆にローン残高よりも車の価値が低ければ、その分だけ負担する必用があります。
ローンの引き落としを止めたい
引き落とし口座の銀行などへ本人が死亡した旨を届出すれば、口座が凍結されるので、引き落としされなくなります。
ただし、誰であっても口座の凍結解除の手続きが済むまで口座からお金を引き出すことが出来なくなるので注意!
その他
遺産相続では、相続人が複数いるなど色々なケースが考えられます!
もし分からないことがあれば、司法書士や弁護士といったプロに聞いてみるのが確実です。
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